当院が入居するビルの外観が変わりました。
木と緑が使われ、以前よりわかりやすくなったかと思います。
入口は今まで通り向かって右の奥となっております。
よろしくお願いいたします。
ビルの外観が変わりました
LUCEブログ「院内リニューアル」
このたび、ベッド数が3台になりました。
より柔軟な対応が出来ることと思います。
今後ともルーチェ鍼灸院をよろしくお願いいたします。
健康コラム・自律神経「交感神経と副交感神経」
交感神経と副交感神経の働き方
今回は交感神経と副交感神経それぞれの働き方を改めてお伝えします。
私たちの身体は運動神経や感覚神経をつかさどる神経の他、自分の意識とは別に寝ている間も休まず作動している神経系があり、これを自律神経系といいます。
たとえば、自律神経は体内の活動のすべてを調整するまとめ役で全身に神経網が張り巡らされています。消化吸収や呼吸・心臓の動き・体温・排泄などについて、自律神経系は身体殆どを統括しています。このシステムに加え、ホルモン系と呼ばれる内分泌系と協調して体内調整を行っています。
自律神経には、交感神経と副交感神経という2つの系統があります。この2つの系は、シーソーのような関係があり、一方が下がるともう片方が上がる、というようにバランスで成り立っています。シーソーが、ちょうどほぼ真ん中でバランスよく保たれるように、私たちが気が付かなくても、身体自らが常に調整しているのです。
交感神経は身体を活動に適した状態に調整します。心臓の働きを強め、筋肉を収縮し、血管を収縮させ血圧を上げたりします。一方、副交感神経はこの働きとは逆で、心臓の働きをゆるやかにし、筋肉を弛緩させ、血管を拡張させ、血圧を低下させます。
この2つの系統のどちらが優位に働くかで体内の状況が変わってくるのです。
交感神経が優位に働いているときは、神経の末端からアドレナリンが分泌されてそれを受けて各細胞が働き出してからだが緊張状態となります。つまりすぐにでも動き出せるように準備しているわけです。
副交感神経が優位に働いているときは、神経末端からアセチルコリンが分泌され、各細胞がそれを受けて筋肉の緊張を緩めます。今は休んで構わないという状態です。
このスイッチが正常に作動している時は、昼間は交感神経が優位で夜になると副交感神経が優位となるというリズムがうまくとれている、と言えます。
また、自律神経系は免疫の働きをもコントロールしています。免疫システムの要、白血球の数に作用しているのです。
血液の中にある白血球には、顆粒球(かりゅうきゅう)とリンパ球という種類があります。
交感神経(緊張モード・働くモード)が優位にあるときは「顆粒球」の割合が増え、副交感神経(リラックスモード・休息モード)が優位にあるときは「リンパ球」が増えます。
今の季節は(冬)、気温が下がるので交感神経が優位になりやすく、顆粒球が増加していることが多いうえ、気圧の変化によってもこのバランスは変化しています。
交換神経の緊張が過度に続くと?
では、交感神経の緊張が過度に続くとどうなるでしょうか?
毎日分刻みの仕事ばかりで、帰宅も遅く睡眠不足、食事もあわただしく外食中心、という場合。一見元気で活動的なのですが、その活動を支えるため、体内では交感神経優位の状態がずっと続いています。また、悩みや心配を抱えていたり、イライラしてしまうときも、交感神経が優位の状態です。緊張が持続すると肩こり、腰痛、背部痛、偏頭痛、など身体にあらわれる症状は多岐にわたります。
このような交感神経優位持続状態では、顆粒球の割合が増加します(リンパ球の割合が減少します)。増えすぎた顆粒球は、体内に入った細菌を退治するという免疫面では大事な役割をするのですが、顆粒球自身が寿命で死ぬときに活性酸素を放出するので、この活性酸素が周囲の組織を傷つけ、たとえば胃潰瘍や胃炎、循環器系の病気やがんなどの発症の下地になると考えられています。
副交感神経が優位になりすぎると?
逆に、副交感神経が過度に優位になりすぎるとどうなるでしょうか?
性格的におっとりしていてあまり物事に動じない、運動や活動の少ないタイプの人は副交感神経が優位であることが多いです。この場合、心身はゆるんでいて、免疫系ではリンパ球の割合が優位です。この状態が長期間続くと、増加したリンパ球がふだんなら反応しないものに攻撃をはじめ、アレルギー症状が出やすくなると考えられます。現代では歩くことも少なく、肉体労働は減り、食べることにも困らなくなり、暑さ寒さにもエアコン完備、という身体ストレスの減った快適な生活がアレルギーを招いている一因とも言えます。
自律神経のバランスのため日々取り入れたいこと
では、偏った自律神経系のバランスを中庸にうまくバランスさせるのに日々取り入れやすいことは何でしょうか?
その1:運動
運動することは、身体を温め体温を上げて免疫力をアップする手軽な方法です。
過度に激しい運動ではなく、ウオーキング、ストレッチ、ラジオ体操、ヨガ、太極拳などゆるやかに全身の氣を巡らせる動きをおすすめします。当院のグループエクササイズなどもうまくご利用下さい。
また、骨全体で体重を支えるよい姿勢は、活動量も増え体温を上げ健康維持に貢献します。頸が前に出ているうなだれた姿勢ではなく、水がめを頭上にのせているイメージで、よい姿勢をこころがけたいですね。
その2:呼吸
「フー」というため息のような長い呼吸は、副交感神経を刺激します。自律神経の窓口といわれる「呼吸」を利用して副交感神経(リラックスモード)を優位にスイッチすることは手軽な方法といえます。へその下2横指あたりの丹田を意識して、鼻から息を吸い込む(お腹はふくらむ)、口からゆっくり長く吐き出す(お腹はへこむ)、という丹田呼吸を繰り返すと、副交感神経が刺激され過度の緊張が緩和されます。
その3:食事
食事関連(消化・吸収)は副交感神経のコントロール下にあります。楽しくゆっくりいただいて初めて副交感神経が十分に働くので、食材に過度にこだわりすぎず、楽しんで食事をいただくようにしたいものです。玄米、発酵食品、野菜、豆類を中心に旬のものをいただくといいと思います。
その4:入浴
体温+4度の温度で湯船につかる入浴をおすすめします。35度など低体温の人は39度~40度のお湯ということになりますね。平熱が36度の人は、40~41度のお湯が適温です。(43度、44度など熱すぎるお湯は交感神経を刺激するので日々の就寝前にはおすすめできません。朝にはよいと思います。)
その5:睡眠
古代インドの医学、アーユルベーダでは健康にもっとも重要なことは、充分な睡眠時間、特に就寝と起床の時間とかかれています。ゴールデンタイムは夜10時から11時半の間の就寝、朝4時から6時の間の起床です。ついついやることに追われてしまいがちですが、ゴールデンタイムには夢の中にいるようにこころがけたいものです。
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ルーチェ鍼灸院
広島市中区紙屋町1-4-3
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健康コラム・自律神経「ヒステリー球とは?」
ヒステリー球とは?
ヒステリー球(咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう))とは、咽喉頭部や食道の狭窄感、・異物感・不快感があるにも関わらず、検査値の異常や病変がみられないものをいいます。耳鼻科領域では、咽喉頭異常感症と呼ばれていますが、内科領域ではヒステリー球あるいはヒステリー球症候群と呼ばれています。
東洋医学では、喉に梅の種が詰まったような様子を指す「梅核気(ばいかくき)」という言葉がありますが、同じ意味と捉えてよいと思います。
ちなみに、ヒステリーという言葉自体には癇癪を起こしたり、自分勝手なことをわめき散らすといったイメージがありますが、実はヒステリーの本来の意味はそのようなことではなく、身体的な異常がないにも関わらず手や足が動かせない・声が出ない・痛みを感じるなどの意味があるそうです。
風邪を引いたわけでもないのに喉が痛い・しかも痛いだけではなくきゅっと塞がるような感覚や何かが詰まっているように感じるため、食事をすると食べた物が喉に引っ掛るのではないかと言った恐怖心が出てしまうケースもあります。
過度のストレスがその原因に
ヒステリー球になる原因はストレスと言われています。
過度のストレスが掛かると、自律神経に乱れが生じ体に様々な弊害が現れることは何度もお伝えしましたが、ヒステリー球は自律神経の中の交感神経が過剰に働きすぎるために起こります。
自律神経は、人が活動的に動くための交感神経とリラックスを促す副交感神経に分かれていますが、この交感神経と副交感神経のスイッチがストレスなどによって上手く切り替わらなくなると、心身が常に戦闘態勢(交感神経が優位)に働くためにあらゆる支障をきたしてしまうのですが、その中にヒステリー球(咽喉頭異常感症)があります。
交感神経が働きすぎると、喉の神経が誤作動を起こし狭窄感や息苦しさを感じさせます。また実際に、咽頭を収縮させる筋肉が緊張し喉が狭窄することで喉の内面同士が触れ合い、それが異物と感じてしまうこともあるようです。
治療法として抗不安薬や抗うつ剤の服用もありますが、まずは日常生活の改善が必要になってきます。
十分で質の良い睡眠・適度な運動・リラックス出来る時間を取る・あとはヒステリー球に関していうとカラオケなどで大声を出すことも効果的と言われています。
いずれにせよ、過度なストレスの継続は今回のヒステリー球だけではなく、全身に様々な不調をきたします。
私が診ている患者様もほとんどの方が強いストレスを抱えています。
お話をうかがい、治療をしたあとは「身体の力がすっと抜けたようだ」とおっしゃる方が多く、それだけ日常生活でストレスがあるのだと思います。
リラックス法も知っていただきたく、鍼灸治療の後は一人ひとりに合う養生法もお伝えしています。
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健康コラム「女性ホルモンの分泌」
さまざまなホルモンが体の状態を保っている
人間の体は、さまざまなホルモンによってコントロールされています。
ホルモンとは血液中に分泌される化学物質で、血液の流れによって全身に運ばれて指令を伝えます。
ホルモンはおもに、脳の視床下部や下垂体、甲状腺、副甲状腺、膵臓、副腎、卵巣などの部位で作られ分泌されています。
成長を促す成長ホルモンや、血液中の糖代謝を助けるインスリン、激しい運動をすると分泌されるアドレナリンなどをはじめ、人間の体内では100種類以上ものホルモンが分泌されているといわれています。
女性ホルモンは卵巣から分泌される
数多くあるホルモンのなかでも、女性に大きな影響を与えるのが女性ホルモンです。女性ホルモンとは、卵巣から分泌される2種類のホルモン、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)のことで、女性が丸みを帯びた体つきになるのも、月経が起こったり妊娠出産するのもこのふたつのホルモンの働きにもるものです。
卵胞ホルモン、黄体ホルモンは思春期になると分泌が始まります。そして、年齢や月経の周期で分泌量が変化し、そのわずかな変化で女性の体をコントロールしていきます。
ホルモンの分泌が乱れると、心身ともに不調を引き起こしてしまいます。女性が健康でいるためには、女性ホルモンの分泌がきちんと保たれていることがとても大切なのです。
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健康コラム「ストレスとホルモン」
大きなストレスで心身不安定に
勉強や仕事、人間関係、経済的なこと、引っ越しや結婚などの環境の変化や暑さ寒さまで、私達のまわりにはストレスの原因となることがいっぱいです。ストレス社会といわれるほど、皆何かしらストレスを受けて生活していると思われます。
ストレスという刺激を長い間受け続けていたり、とても強いストレスを受けたりすると、めまいや頭痛・肩こり・冷え・イライラ・集中力の低下など、体や心にたくさんの不調があらわれます。この原因としてまずあげられるのが自律神経のバランスの乱れです。
自律神経には、活動しているときに多く働く交感神経と、リラックスしているときに多く働く副交感神経があります。そして、そのふたつがうまくバランスを取りながら、血圧を上げたり下げたり、汗を出したりおさえたり、というように体をコントロールしています。それがストレスで交感神経ばかりが働くことになり、体や心が不安定になるのです。
自律神経の働きの乱れでホルモン分泌も乱れる
自律神経の働きを調節しているのは脳の視床下部です。視床下部は、さまざまなホルモン分泌の調節も行っている器官です。
自律神経のバランスの乱れは、視床下部の調節機能を乱し、ホルモンの分泌にも影響を与えます。女性ホルモンの分泌も乱れてしまい、月経不順などが起こるのです。ストレスから月経が止まってしまったりするのはこのためです。
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