2024-02-21

枕が高いと脳卒中になる?”殿様枕症候群”とは

代表河北です。

先月、国立循環器病研究センター研究グループが、脳卒中の原因の一つである特発性椎骨動脈解離について「枕が高いほど発症割合も高く、またより固い枕では関連が高い」ことを立証し、殿様枕症候群(英語名:Shogun pillow syndrome)という新たな疾患概念を提唱しました。- 国立循環器病研究センター プレスリリース

原因不明の特発性椎骨動脈解離

脳卒中は高齢者に起こることが多い病気ですが、若い世代にも起こることが多く、その原因のひとつとして特発性椎骨動脈解離があります。
特発性椎骨動脈解離とは、首の後ろを通る椎骨動脈という血管が裂けてしまうことで脳卒中を起こします。根本治療がなく、また発症者の3分の2が原因不明でした。

しかし、発症者の中に極端に高い枕を使っている人が存在することに着目し、研究グループは枕と特発性椎骨動脈解離との関連性を調査しました。

枕が高ければ高いほど発症割合は高くなる

国立循環器病研究センター

このグラフのとおり、枕が高ければ高いほど発症の割合が高くなり、15cm以上の非常に高い枕だとその差がより顕著に表れていることが判ります。

これらを可視化したものが下のグラフです。

国立循環器病研究センター

日本では髪型を維持するために硬く高い枕が使われていて殿様枕と呼ばれていました。時代劇などで見たことがある人も多いと思います。

その殿様枕が使われていた頃の複数の書物にこんなことわざが書かれています。

「寿命三寸楽四寸」…12cm程度の高い枕は髪型が崩れず楽だが9cm程度が早死にしなくて済む

昔の人は枕の高さと脳卒中の因果関係にすでに気付いていたようですね。

美容的に見ても、首のシワや顔のたるみには高い枕は使わない方が良いと思います。
ご自分の首やお体に合った枕を探してみてはいかがでしょうか?

河北

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