愛情ホルモン「オキシトシン」①
代表河北です。
オキシトシンという言葉を聞いたことはありますか?
別名「愛情ホルモン」などと呼ばれていますが、厳密には神経をつなぐための物質(ホルモンとして働く部分もある)のひとつです。
以前まで、オキシトシンは
①母乳を出す
②分娩時に子宮を収縮させる
※男性でも分泌されるが作用は分からないと学びました。
実際、オキシトシンの語源はギリシャ語の「早い(okys)出産(tokos)」。
出産育児のためだけのものと考えられてきました。
しかしその後の研究で、近年オキシトシンは≪母子関係以外でも作られる≫ことがわかってきました。
まだまだ始まったばかりのオキシトシン研究ですが、現在言われている効果をお伝えしていきます。
オキシトシンの効果≪メリット≫
・幸福感が高まる
オキシトシンには、幸せホルモンとよばれるセロトニンや、ときめきホルモンとよばれるドパミン(ドーパミン)の他、GABA(別名リラックスホルモン)などを増やす働きがあります。
・信頼関係が充実する
愛情や絆・信頼関係・恋のときめきなどでオキシトシンは増加します。これが愛情ホルモンとよばれる所以ですね。 また、オキシトシンによって男性は男性ホルモン、女性は女性ホルモンが上昇するといわれています。
・ストレスの緩和
抗酸化抗炎症作用で体そのもののストレスを減らしたり、リラックスの神経を高めるなどの効果があります。逆にオキシトシンが少ないとストレス状態になるという悪循環も。
・免疫力が上がる
免疫を調整したり抗ウイルス作用があるともいわれています。
・ダイエット効果
過剰な食欲を抑える効果があるといわれています。とくに甘いものなどを食べたくて仕方がないという気持ちを抑ええてくれます。また、胃腸をスムーズに動かしたり、エネルギーの消費を助けるなど太りにくくしてくれます。
・記憶力がアップする
学習意欲が上がり、また記憶力そのものも向上するという結果も。
などなど、オキシトシンにはたくさんの効果があるといわれています。
こんな素敵なメリットのあるオキシトシンですが、メリットがあるということはデメリットももちろんあります。
オキシトシンの効果≪デメリット≫
オキシトシンが過剰に分泌されると、
・攻撃性や嫉妬心が増える
何かに対する強い愛着で、その他のものを排除しようとしてしまう
例:モンスターペアレント
・だまされやすくなる
人を信頼しすぎることで起こる
例:怪しい儲け話に乗ってしまう
・怖かった体験を忘れられない
記憶力の向上によるもの
例:トラウマのような感覚
などがあると言われています。
とは言え、ほとんどの人はオキシトシンの分泌は増やしたいと感じるかと思います。
私自身もオキシトシンの恩恵を受けたいと思いながら行動していることがあります。
次回はそんな注目の≪オキシトシンの増やし方≫について投稿します。
河北
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