ずっとともにある原始卵胞

卵子の成長と聞くとどれくらいの期間を想像するでしょうか。

月経終了から排卵までの１週間？
前周期の排卵から次の排卵までの１か月間？

月経周期に合わせてひとつ大きくなり排卵、また次の周期でひとつ大きくなり排卵…とイメージしそうですが実はそうではありません。

そんな卵子の成長についてお話します。

女性は一生分の卵子の素（=原始卵胞）を持って生まれてきます。

卵巣内の原始卵胞数

35歳頃から減少が加速。0になると閉経を迎えます。

出生前からともにある原始卵胞たちは、成長の出番が来るまで姿を変えずに眠っています。

出番を迎えた原始卵胞は、下の図のような過程で発育して排卵にいたります。