2022-11-28

スタッフブログ「脾の養生」

こんにちは、ルーチェスタッフの兼山です。

今日は東洋医学における「脾(ひ)」についてお話ししてみたいと思います。

東洋医学では「肝・心・脾・肺・腎」という5つの臓器(五臓)がバランスを保ちながら私たちの体を支えていると考えます。
「脾(ひ)」も五臓のうちの一つなのですが、「脾」の大切な役割の一つが「消化吸収」です。

最近の西洋医学においても消化吸収を担う「腸」が体の健康を保つ上でとても重要という見解が多く発表されていますが、東洋医学においても、消化吸収を担う「脾」の役割はとても重要だとされています。

東洋医学では、「血(けつ)」や「水(すい)」が体の隅々まで滞りなく巡っている状態が良いのですが、これらの「血」「水」を巡らせる原動力となっているのが「気(き)」と呼ばれる、いわゆるエネルギーのようなものです。

「脾」はこの大切な「気」を作るいわば工場のようなもの。
「脾」がうまく働いてくれないと体のエネルギーでもある「気」が作れず、
・疲れやすい
・手足の末端が冷える(「気」が足りずに巡ってない状態)
などの症状が見られることも。


また、「気」には
“体の各組織を正常な位置にとどめる“という大切な役割があるので、「気」が不足してくると、
・内臓下垂
・皮膚のたるみ
・「血」や「水」が体から漏れ出る(内出血、鼻血、よだれ、鼻水 etc…)
という症状が現れたりします。
どれもあまり好ましくない状態ですよね (^_^;)

「脾」の養生としてよく患者さまにお伝えしているのは「甘いもの、冷たいもの、油っこいもの」を控えて頂くことです。
また、「脾」は「胃」と仲良しさんなので、「胃」を大切にしてあげる事も大切です。


これから年末にかけて美味しいものを頂く機会も増えそうですね。
忘年会などで暴飲暴食した翌日は、少しお腹に優しいお食事に切り替えるなどちょっと「脾胃」を意識して過ごしてみてくださいね♪

スタッフ 兼山

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