2月といえば「節分」。
そしてその翌日が「立春」です。
豆まきや恵方巻のイメージが強い節分ですが
もともとは 、
季節の変わり目=大きなエネルギー転換点
を意味する日。
この考え方は、
東洋医学のルーツでもある
中国の暦の思想と深くつながっています。
今回は、
・節分と立春の本当の意味
・中国から伝わった暦の考え方
・今年の恵方とは?
・恵方はどうやって決まるの?
そんなお話を解説していきます。
節分って何の日?
節分は文字通り、
“季節を分ける”日。
なので、厳密に言うと
立春・立夏・立秋・立冬の
前日すべてが節分です。
現在はその中でも
「立春の前日」が特に有名ですね。
なぜ立春前だけが残ったのかというと──
東洋の思想では
春が一年の始まり
と考えられていたから。
つまり節分とは、
古い一年の気を払い、
新しい巡りに入る前のリセットの日。
とても大切な節目だったのです。
立春は「春が始まる日」?
立春と聞くと
「まだ寒いのに春?」と思いますよね。
立春は実際の気温ではなく、
中国で生まれた
「二十四節気」という暦の区切り。
太陽の動きを基準に一年を24等分し、
春分・夏至・秋分・冬至…と
自然のリズムを読み取ってきました。
東洋医学でもこの暦はとても大切。
立春は、
冬の“閉じるエネルギー”から
春の“芽吹くエネルギー”へ切り替わる日。
と考えられています。
人の体も自然の一部。
この頃から、
・巡りを目覚めさせる
・冬に溜め込んだものを手放す
・肝の働きが活発になる
そんな季節に入っていきます。
豆まきは邪気払い?
節分の豆まきも
単なるイベントではありません。
「鬼は外、福は内」の鬼とは、
病気・災い・滞った気の象徴。
福は、
健康・幸運・良い巡り。
東洋的に見れば、
冬に溜まった邪気を外へ追い出し、
春の陽気を迎えるための儀式
とも言えます。
恵方巻と「恵方」って?
今やすっかりおなじみの恵方巻。
その年の
福徳を司る神様がいる方向=恵方を向いて、
無言で太巻きを食べると
縁起が良いとされています。
この「恵方」も、
実は中国由来の方位思想や
陰陽五行の考え方がベース。
年ごとに変わるのは、
“その年の自然エネルギーの中心が移動するから”
と考えられているのです。
恵方は毎年どうやって決まるの?
恵方はランダムに決めているのではありません。
実は、次の4つの方角を順番に巡っています。
・東北東
・西南西
・南南東
・北北西
この4方向が、
十干という暦の仕組みと組み合わさり、
年ごとに割り当てられています。
つまり、
恵方は毎年“順番制”。
カレンダーで恵方を見ると、
自然の巡りの中で生きていることを
感じられますね。
立春は「運気の切り替え日」
東洋の暦では、
立春こそが本当の意味での新年
と考える流派もあります。
節分で整え、
立春でスタートを切る。
これはまさに、
・心のデトックス
・体の切り替え
・暮らしのリセット
のタイミング。
この時期は、
・早寝を意識する
・胃腸にやさしい食事
・軽いストレッチ
・深呼吸
そんな小さな養生が
春の巡りを助けてくれます。
節分と立春は「自然と同調する知恵」
豆をまく。
方角を向いて巻き寿司を食べる。
季節の節目を意識する。
どれも一見すると風習ですが、
実はすべて、
自然のリズムと調和して
生きるための知恵。
忙しい毎日の中でも、
こうした節目を少し意識するだけで、
体も心も、
ふっと軽くなることがあります。
今年の節分と立春は、
ぜひ
「これまでの流れを終えて、
新しい巡りを迎える日」
として過ごしてみてくださいね。


